子育てを学ぶ-カウンセリングより大切な仕事-
幸福な社会の実現に向けて カウンセリングとは個人の悩みごとを心理学的に解決するのが仕事であり、カウンセラーの役割とは個人のニーズに応えて臨床心理学的な技能を提供する、というのが世の中で最も大勢を占める考え方ではないかと思います。 しかし一方で歴史的にも多くの心理学者が社会の在り方に言及するようになっていった事実があります。 それはどんなに個人が頑張ってもどうしようもない現実、社会の有様が人の生活を […]
幸福な社会の実現に向けて カウンセリングとは個人の悩みごとを心理学的に解決するのが仕事であり、カウンセラーの役割とは個人のニーズに応えて臨床心理学的な技能を提供する、というのが世の中で最も大勢を占める考え方ではないかと思います。 しかし一方で歴史的にも多くの心理学者が社会の在り方に言及するようになっていった事実があります。 それはどんなに個人が頑張ってもどうしようもない現実、社会の有様が人の生活を […]
親と子同時のカウンセリングはどうしているのか? 親子カウンセリングは親と子が一緒にオフィスに来て一緒にカウンセリングを受けることを言います。 親による子供についての相談は親子カウンセリングとは言いません。それは以前ここの記事でもお話しした通りです。 さてこちらでは標準的な親子カウンセリングの手続きについてお話をさせていただきます。 親子一緒にカウンセリングを受けるわけで […]
コミュニケーションの失敗 これまで記事の中では度々人間の行動の目的について語ってきました。 これはカウンセリングを必要とする人の行動の目標が不適切であるとか誤っているとかという話ではありません。ほとんどの場合において人間の行動の目標は適切であるからです。 人の上に立ちたくても、物知りでありたくても、人気者でありたくても、人の目標は基本的に不適切なものではありません。 ではそれがなかな […]
「勇気」のある子供を育てたい アドラー心理学の中で大切にされている「勇気」について語ってみたいと思います。 おそらく一般的には勇気という言葉から 勇敢 であること、を印象されるかもしれません。 しかしアドラー心理学では「勇気」という言葉を一見些細な出来事に見える行動の中に求めるのです。そして社会では「勇気」ある行動と思われているものが私たちの定義では「勇気」の無い人の行動であることさ […]
アドラー派の劣等感とは 日常語としても用いられている「劣等感」という言葉ですが、アドラー心理学でもこの言葉を来談者を理解する重要な手がかりとして用いています。 ただし日常語としての「劣等感」とは少々使い方が違うかもしれません。 アドラー自身は用語の定義をあまり厳密にしない人だったらしく、複数の意味合いで劣等感という言葉を用いていました。 通常私たちは人と比べて自分が劣っていると思い、みじめに感じる […]
千葉の無料心理カウンセリング機関リスト 当オフィスでは以前お伝えしたように無料のカウンセリングは望ましいものとは思っていません。しかし一定のニーズがあり、経済的にどうしてもとおっしゃる方もいらっしゃいます。その便宜を図るために千葉県で受けられる無料カウンセリングの受けられる機関をまとめてみました。 また、初回無料などのカウンセリングは実質有料とみなしリストには加えておりません。 健康 […]
人生目標について 人は一般的にある現象を観察すると、その現象を成り立たせている要因、仕組みを見つけ出すことによって理解しようとします。 例えば 脳出血の原因に高血圧があり、高血圧の原因として塩分の過剰摂取があった 落雷は雲の中で発生した静電気が+と-極に別れ、-極が地上の+極と引き合って落ちる りんごが落ちるのは地球と引き合う力が働いているからだ これらのような説明の仕 […]
カウンセラーの立場からの「うつ」 うつ病は精神科医の専門領域で心理学の立場からはサポーティブな立ち位置でしかありませんから、カウンセラーの立場から、ということはあまり知ったか振りをあまりしてはいけない領域であるな、という節操が込められています。そこをあえて心理学の立場からという限定的な枠の中で話をしてみたい、ということです。 ですので裏付けは各自ドクターに当たってくださいね。参考にしようと思ってい […]
夫婦カウンセリングの難しさ 以前夫婦カウンセリングを受けるうえで気を付けるべきことや最近の傾向などについてはこちらの記事でお伝えさせていただきました。 この記事で紹介する夫婦カウンセリングはアドラー心理学によるカウンセリングの手法によるものです。他派のカウンセリング、他所のカウンセリングルームでどのようにされているのかは私にはわかりかねるのであらかじめお断りしておきます。 カウンセリングでは個人の […]
行動の目的を知る 少し前に爆発的に流行った「嫌われる勇気」をお読みになられた方にはおなじみの考え方かもしれません(ちなみにあの本の著者は私の兄弟子に当たる方です。今のところ面識はありませんが)。アドラー心理学が巷で知られるようになったきっかけの本ですね。 あの中でも行動の目的について触れられていたようないなかったような・・・? さて、過去の記事でも詳しく触れているので簡単にお話ししますが、人間が不 […]