夫婦で受けるカウンセリング-その実際の雰囲気は?-

夫婦カウンセリングの難しさ

以前夫婦カウンセリングを受けるうえで気を付けるべきことや最近の傾向などについてはこちらの記事でお伝えさせていただきました。

この記事で紹介する夫婦カウンセリングはアドラー心理学によるカウンセリングの手法によるものです。他派のカウンセリング、他所のカウンセリングルームでどのようにされているのかは私にはわかりかねるのであらかじめお断りしておきます。

 

カウンセリングでは個人のみならず複数の単位で相談されることがあり得ます。

親子

家族

がそれです。

しかし夫婦カウンセリングはその中でも特徴的な側面があるのです。

親子カウンセリングの場合、親は子供のために譲歩する姿勢が備わっています。しかし夫婦だ夫婦カウンセリングとそうはいかなくなるのです。一方的な保護する、されるの関係ではない夫婦という単位はその関係の性質上、そのほかの関係に比べてとてもデリケートなものがあるのです。

 

また、個人のカウンセリングの場合とは異なり、面接ではどのように相談を聴いてもらえるのかが気になる方もいらっしゃるかもしれません。

来談者とカウンセラーが一対一の場合はイメージを持ちやすいかもしれませんが、夫婦でとなるとどんな具合なのかわかりづらいかもしれません。

 

一方的に裁かれて悪者にされてしまわないか

カウンセラーは同性の方を持つのではないか、もしくは異性の来談者の話がわかるのか

などの心配をするかたもいらっしゃるのではないかと思います。

ご心配になるのも当然だと思います。

 

夫婦の面接の実際

まず最初に知っていただきたいことはカウンセリングの目的は対人関係、この場合は夫婦関係の妨げになっているコミュニケーションを円滑にすることである、ということです。
そのために夫か妻のいずれか一方を断罪することがカウンセリングの目的に適うか、というとそんなことがない事をわかっていただけるのではないかと思います。そのようなことをしてもカウンセリングが上手くいかなくなるだけであることをカウンセラーは十分承知しています。ゆえに責められるのでは、との心配には及びません。
必要なのは課題を解決するために誰が何に取り組むか、なのです。
面接の中では公平に扱われることでしょう。
異性の来談者の言うことがわかってもらえないのではないか、との心配はあるかもしれません。理想的にはカウンセラーも両性がそろって受けられると良いのですが、その分人件費が倍になるというデメリットがあります。
カウンセラーは人間の生活について多くのことを学び、洞察を得て相談に携わっています。それでも異性のことは同性に比較すると体験的に弱い部分があるのは確かでしょう。この点は信用して頂くしかないかもしれません。しかし性差は来談者が特別気にするほど大きな問題ではないかと思っています。
なぜかと言いますと夫婦カウンセリングの目的をかいつまんで説明すると
夫婦であることの意味を思い出す
感情的になることのデメリットを知り、相手を責めることをやめる
互いが違う人間であること、違う性別であること、違う価値観を持つことを認める
これから先の長い時間のことを考える
相手の立場から状況が観察できるようになる
これらのことを行うのに性差は決定的な意味を持たないと考えます。従って夫婦カウンセリングにおいてカウンセラーと性別が同じ方が有利である、という事象は気にするようなことではないと考えるのです。

カウンセリングの進め方

では実際にどのような工夫を用いるのかについてです。
いくつか方法はあって、アセスメントの結果相応しいと思った方法を採用させていただきます。
a:互いができることで、してほしい事、やめてほしいことを調べてリスト化します。話し合って相互にバランスが取れている条件で契約書を作成し、お互いが誠実に離応することを約束してもらいます。夫婦の関係が不安定になる発端はつまらない事の積み重ねであることが多く、こんなことで?と思われたかもしれませんが、以外に小さなことの一つ一つに気を付けていくだけで居心地が大きく変化を受けるものです。
b:夫と婦のそれぞれの生い立ちや特殊な質問を重ね、その意味をカウンセラーと一緒に考えていきます。その中に描写される互いの性格を知り、学ぶことによって、それが現在の夫婦の関係の中でどのように再現されているか、自分自信や相手が気づきを得られるように質問を重ねていくのです。相手のことが今までより良く理解できるようになると思いますが、時間もかかります。
これらの技法はほんの一例にすぎません。
ですがイメージを持っていただくことはできたのではないでしょうか。

 

このように夫婦の面接を行う上でたくさんの技法が開発されていますが、それでも必ず解決すると保証できるものではありません。

話し合った結果が離婚するのが最も良いという結論もあるかもしれません。

そして実際に離婚カウンセリングという相談もあり得るのです。

この記事で夫婦のカウンセリングについてすべて書き尽くしたわけではもちろんなく、ごく一部のことをかいつまんでお話しさせていただいたにすぎません。

ただ、少しでも夫婦で相談にいらっしゃることのハードルが低くなるのであればうれしく思います。

 

※結婚前のカップルがカウンセリングに来ることはお勧めしません。理由は機会がありましたら。

 

 

関連記事

夫婦カウンセリングー成功させるために気を付けたいことー

夫婦間暴力(DV)支援の問題点

離婚カウンセリング-夫婦カウンセリングの一形態-

 

ホームへ戻る

Follow me!