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子供

「子供の問題」は「親の問題」ではない-子育ての知恵-

子供の課題と親の態度について考える 人は人生の中でいろいろな課題に直面するものですが、それは子供についても全く同じことが言えます。例えば中学生について言えば進学をどうするか、部活はどこにするか、という選択についてもそうですし、中には学校に行きたくなくなった、とか勉強しなくなくなった、などということもそうです。様々な課題に直面することで大なり小なり考えなくてはならないことでしょう。そして課題の種類に […]

勉強することと働くことの意味を子供に伝える

学校などで児童生徒の話を聴いていると、時々「なんで勉強なんかしなくちゃいけないんだ」と言われることがあります。皆さんは何と答えるでしょうか。「将来良い会社に入るため」とか「自分のため」という回答を聴くことはありますが、そう言っている方はどれだけその答えを信じてそう答えてるでしょうか。 私の場合は「世のため人のため」と答えるようにしています。 「将来良い会社に入るため」「自分のため」というのはつまる […]

子供にストレスを与えなければ健康に育つのか?-よくある子育ての誤解-

ストレスさえ無なければ健康だ、というのは誤った考え 私が精神科に勤めていたころの話をモデルにした作り話をいたします。 精神科を初めて受診した方には診察の前に受信に至ったいきさつを尋ねるのが一般的な手続きとなっている場合がほとんどで、当時私は外来でその仕事をしておりました。 面接室には父親に連れられた20代の女性が入室してきまして、両者ともにとても表情が明るかったことが印象的でした。というのも多くの […]

子供が相談に行かなくても親が相談に来る効果-アドラーカウンセリングの狙い-

どんな時にでも選択肢はあります 子供の体は子供の心に従ってしか動かない、ということは以前にもお話しさせて頂きました。そこでお話しさせていただいたことは大人に子供の行動をどうこうしようとしてもできることではない、ということでした。それでも親が子供の行動について相談の話題に取り上げることには意味があります。人にはどんな状況でも選択肢があり得るからです。 例えば親には課題を抱えている子供の家族として暗い […]

つまずいた子に寄り添う

課題を抱えた子の親としてできること 人が精神を健康に保てているのは周りの人々との関係の中で自分の能力が有効に働いている実感を得られるからですし、自分が周りの人の役に立っている手応えがあるからです。 残念ながら自分の力をこんな風に感じることができない人もいます。いろいろな表現の仕方があると思いますが、私たちはそのことをとても劣等感が強いためであると考えています。 劣等感というのは多かれ少なかれ誰にで […]

担任から特別支援学級を勧められたら-アドラーカウンセラーの意見-

特別支援教育とは 特別支援教育とは全ての障害(視覚障害、聴覚障害、身体障害、知的障害、広汎性発達障害)を持つ子供たちに、彼らの特性にあった教育を提供する目的で学校教育法に位置づけられた制度であり、かつての盲学校、聾学校、養護学校なども全て特別支援学校というように統一されました。それにより現在は特別支援学級、特別支援学校で教育を受けることが可能です。 一般の学校では通常学級に在籍しながら必要な特別支 […]

子供の問題と親の課題を区別する

子供の課題と親の態度について考える 人は人生の中でいろいろな課題に直面するものですが、それは子供についても全く同じことが言えます。中学生だったら進学をどうするか、部活はどこにするか、という選択についてもそうですし、中には学校に行きたくなくなった、とか勉強しなくなくなった、などということもそうです。 様々な課題に直面することで大なり小なり考えなくてはならないことでしょう。そして課題の種類によってはし […]

反抗する子供のこころを理解する-アドラー心理学子育ての知恵-

子供が突然おかしくなったんじゃない この記事に関心をもって読み始めている方はおそらく子供の反抗に手を焼いているお母さんではないかと思います。 そして「どうしてこうなったのか訳が分からない」と感じていらっしゃるのではないでしょうか。「今までは何ともなかったのに、どうして突然こんな風に」と。 「今の状況を何とかしたい」そのために「子供が何を考えているのか知りたい」そう考えていらっしゃるのかもしれません […]

相談したがらない子供にカウンセリングを強要するな

子供をカウンセラーに会わせてもしょうがないことは多い 子供のすることで困り果てた親が子供をカウンセラーのところに連れてくる、ということがあります。 学校でもやはり子供をカウンセラーに会わせて話をさせよう、と連れてくることがあります。 カウンセラーは子供のカウンセリングだってもちろんするのです。 しかしそれは子供にニーズがあるからカウンセリングが成り立つのですが、上記のような場合、ニーズがあるのは大 […]

子供は嘘もつく-カウンセリングの現場から-

子供の言うことをどう受け止める? 特に学校臨床の現場などで多く見られるように思いますが、子供の言い分について学校側と保護者側の見解が一致せず、時に対立的な構造に陥っているのを見ることがあります。 どうしてこんなことが起こるのかというと、校内で指導上話題に上るような子の場合、校内での観察によって学校側が把握した状況と、子供が親に伝える報告が食い違うことが珍しくないからです。 子供の起こしたトラブルに […]