とてもわかりやすいアドラー心理学入門

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アドラー心理学をわかりやすく説明することを目的としたページです。当オフィスのアドラーカウンセリングはこのような原理が働いているのです。まだまだ書きかけですがよろしくお願いいたします。


アドラー心理学とは?

アドラー心理学は、人はどうすれば幸せに生きることができるのかを考える心理学です。この心理学を提唱したアルフレッド・アドラーという人は、「人はどんな時でも変わることができる」「自分の力で幸せを作ることができる」と信じていました。アドラー心理学の中には、私たちがより良い人生を送るためのたくさんのヒントがあります。これを知ることで、自分をもっと好きになり、周りの人とも良い関係を作りやすくなりますよ。


1. 私たちはみんな目的をもって活動している

アドラー心理学でいう「目的」とは、無意識の中で自分が目指していることを指します。これは、普段自分が意識して考えている目標とはちょっと違います。たとえば、「将来医者になりたい」「友達をもっと作りたい」と考えるのは、意識的に目指す目的ですが、アドラーの言う目的は、それよりももっと深い、無意識的なものです。

どういうことか?

アドラーは、私たちが日々の行動をしている理由は、過去にあった出来事や経験だけでなく、未来に向かって自分がどうなりたいかを無意識のうちに目指しているからだと言っています。たとえば、ある子が「クラスメートと仲良くしたい」と思っているとき、その裏には「自分をもっと大切に感じたい」「安心したい」「みんなと仲間になりたい」という無意識の目的があるかもしれません。これが、意識している目標ではなく、無意識に目指しているものです。

どうして無意識の目的が大切なのか?

無意識の目的を理解することが大事なのは、自分がどうして今の行動をしているのかをもっとよく知るためです。たとえば、もしクラスでいつも目立とうとしたり、わざと変なことをして笑われようとする子がいたら、その行動の背景には「自分に自信を持ちたい」「もっと注目されたかった」という無意識的な目的があるかもしれません。この目的を理解することで、その子は「目立たなくても自分の価値がある」「他の方法で自信を持てる」ことに気づけるかもしれません。


2. 自分の力で変われる

アドラー心理学では、過去の出来事や環境に縛られずに、今からでも変わることができると教えています。たとえば、これまで失敗したことやうまくいかなかったことがあるかもしれません。しかし、アドラーは「過去のことに囚われず、未来をどうしたいかに目を向けよう」と言います。

たとえば、昔はスポーツが苦手でも、今から毎日少しずつ練習すれば、得意になれるかもしれません。アドラーは、「今の自分を作っているのは過去の出来事ではなく、今の自分がどうしたいか」だと言います。つまり、今の自分の選択が、未来の自分を作っていくんです。


3. 他の人との協力を大切にする

アドラーは、「自分だけで生きるのは無理」だとも言っています。みんなが協力し合って助け合うことで、もっと素晴らしい社会を作っていけるんです。たとえば、学校で友達が困っているとき、あなたが助けることで、友達は嬉しいし、あなたも幸せな気持ちになりますよね。

みんなで協力して何かを達成すること、たとえば学校のプロジェクトやクラブ活動で成功することが、私たちを強くします。アドラーは、「一人ではできないことをみんなでやる」ことこそが、人生をより豊かにすると教えてくれています。


4. 劣等感を乗り越える

誰しも「自分はできない」「他の人のほうがすごい」と思うことがあるでしょう。それが劣等感です。アドラーは、劣等感を感じることは自然なことだと言っています。そして、劣等感を感じることこそが、自分を成長させる大切なサインだとも教えています。

たとえば、スポーツが得意でないと感じることがあったとしても、それを乗り越えるために努力すれば、どんどん上手になっていきます。アドラーは、自分ができないことに悩むのではなく、その悩みをどう乗り越えるかを大切にするように言っています。失敗や劣等感を恐れず、それを乗り越えるために努力することが、自分をより良く成長させるのです。


5. 自分と他の人の幸せを考える

アドラー心理学では、自分だけの幸せではなく、他の人の幸せも考えることが大切だと言っています。自分が幸せだと感じるだけでなく、周りの人にも優しく接し、助け合いながら生きることが、もっと大きな幸せに繋がるのです。

たとえば、友達が困っているときに手を差し伸べたり、家族にありがとうと言ったりすることで、あなた自身が幸せを感じることができます。他の人に喜びを与えることが、自分の幸せにも繋がるんです。アドラーは「他人の幸せを考えることで、自分の幸せも増える」と言っています。


6. 勇気を持って挑戦する

アドラーは、挑戦する勇気がとても大事だとも言っています。何か新しいことに挑戦することは、最初は怖かったり不安だったりするかもしれません。でも、勇気を持って一歩踏み出してみると、そこから得られる経験や学びが、どんどん自分を強くしてくれるのです。

たとえば、新しい友達を作るために話しかけてみるとか、苦手な科目の勉強を始めるなど、最初は不安かもしれませんが、挑戦してみることで自信がつきます。失敗しても大丈夫。アドラーは失敗を恐れず、失敗から学ぶことが成長につながると教えています。


まとめ

アドラー心理学は、自分の力で幸せを作る方法を教えてくれます。「自分にはできることがある」「自分だけでなく、みんなと一緒に幸せになれる」といった考え方が、私たちの人生をより良くする手助けになります。

目的を持ち、他の人と協力し、自分の課題に向き合いながら、少しずつ自分を成長させていくことが大切です。劣等感を感じても、それを乗り越えることでさらに強くなり、最終的には自分も他の人も幸せにすることができるんです。