親子カウンセリングでは得がたいPassageの長所について

親子の問題はいつの世でも相談の割合の高い内容です。

アドラー心理学でも家庭や子育ての問題を重視し、Passageというコースを開催していることは、この記事を読んでくださっている方はもうご存知ではないでしょうか。

このPassageは大変優れたプログラムで、親子問題についてのご相談であれば私はまずPassageを受講することをお勧めしています。なぜならばカウンセリングでは得難い長所があるからです。

本日の記事では親子の問題についてPassageがいかに優れたプログラムであるのか、その長所を具体的にあげてみたいと思います。

親子カウンセリングに資格してのPassageの長所

リーダーへの依存が起こりにくい。

カウンセリングで親子関係を扱うと、学んでもらわなくてはならない原則をお伝えしなくてはならないため、どうしても教えることが多くなってしまいます。そのため先生化しやすくなってしまうのです。
Passageはみんなで考える、という集団スタイルですのでそのような現象は予防されるのですが、個人だとなかなか難しい所です。だからと言ってカウンセリングそのものが失敗するわけではないのですが。

同じことを学ぶにも費用がリーズナブル

マンツーマンよりもみんなで一緒に学べるので経済的です。しかもマンツーマンに比較して学びが浅い、などということもありません。

集団で学べる

仲間がいるというのはとても安心できますし、心強いです。また、他所の家庭の話を一緒に考えることは子育て能力を向上させてくれますし、何より他者を援助する、されるを身を持て体験できる素敵な場所となります。

しかし万能ではない

専門家として本当にいいことづくめだな、と思っているのですがやはりカバーできない領域もあります。親子関係のこじれ具合があまりにエスカレートしているような場合については十分な手当てができない場合があります。

このようなケースの相談についてはカウンセリングを行うのが良いと思いますが、その場合でもPassageを学習され、実践されていることを前提に行うのが望ましいのです。

このように様々な長所にあふれるPassageですが我が国にはこのほかにも多くの子育てのプログラムがあります。アドラーのグループもありますが、他の心理学によるものもあります。そしてその中にはお勧めできないものもあります。

もし子育てについてなにがしかのグループに参加してみたいと思われるなら、まずは情報を収集することをお勧めします。そのうえで是非納得のいったプログラムに参加して次世代をはぐくんでいっていただけたらと願っています。

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