育児について②-育児の目的について
幸せな子に育てる 育児をする上で先ず親は我が子の教育者であることの自覚を持たなくては、という話を前回しました。もっとも自覚を持たない方は時間を使ってこんなHPを見てはいないと思います。 多くの親は子供にこんな人になって欲しい、という具体的な目標を持たないかもしれません。それは子育てに目標を持つのだ、ということを誰も教えてくれなかったからでしょう。 では育児の目標を持とうと思ったならば、一体どんな目 […]
幸せな子に育てる 育児をする上で先ず親は我が子の教育者であることの自覚を持たなくては、という話を前回しました。もっとも自覚を持たない方は時間を使ってこんなHPを見てはいないと思います。 多くの親は子供にこんな人になって欲しい、という具体的な目標を持たないかもしれません。それは子育てに目標を持つのだ、ということを誰も教えてくれなかったからでしょう。 では育児の目標を持とうと思ったならば、一体どんな目 […]
職場の問題に答えるために始まった 臨床心理学が活躍する領域として大きく分けると「医療」「福祉」「教育」「司法」そして「産業」の5つの分野が存在している、と言われることがあります。 今回の記事は特にその中で「産業」の領域に関する疑問についてお話ししてみたいと思います。 従業員支援プログラムとは 企業で働く従業員の福利厚生としてメンタルヘルスについて関心が高まってくると、余裕のある企業の中で産業カウン […]
効果の見える面接を 前回カウンセリングの効果は「共感」ではない、というお話をさせていただきました。 効果の現れる来談者も中にはいらっしゃるのでしょうが、統計を取ると効果の無い群に埋没して効き目を証明できないだろうと思います。 「癒し」が問題を解決するという嘘 心には形がありません。傷もつきません。上手く機能しないことがあるだけです。 体についた傷のように癒えるものではありません。 社会的なつながり […]
「共感」について 「共感」という言葉を辞書で引くと「他者の考えや感情をその通りだと感じること、感じる心のこと」というような定義が載っていると思います。 カウンセリングの世界では重要な姿勢である、カウンセリングのカギである、などと思われている節を感じます。 ではカウンセリングで問題が解決することの本質はカウンセラーが来談者の話に共感するから効果がでるのでしょうか。 カール・ロジャースのしたこと カウ […]
注意欠陥多動性障害、それ本当なの!? 日本の教育現場ではここ10年程度のことでしょうか。発達障害(正しく広汎性発達障害と言って欲しいのですが。知的、身体的発達障害も発達障害ですから)という言葉が独り歩きしています。 お陰でちょっと素行がよくなかったり反抗的だったりすると素人教師が発達障害では?と言い出したり、経験の乏しい医師が広汎性発達障害の診断を下したりとめちゃくちゃです。 さて、広汎性発達障害 […]
絶対的貧困と相対的貧困 先ごろ放送されたNHKの子供の貧困番組の評判がとてもよくなかったようです。パソコンも持てない、という女子高生が携帯電話を持っていたり、様々なグッズにはとてもお金をかけている様子がVTRを通して視聴者に伝わり違和感を与えたようでした。私は見ていないのですが。 この番組のケースの実際がどうなのかはわかりません。しかし優先順位を弁えずに趣味にはつぎ込んでおきながらお金がない、勉強 […]
子供の感情を斟酌しすぎる親たち 子供に注意したり、厳しい態度をとることをためらって躾けるべきことを伝えられず躊躇している家庭があります。どうしてこういうことになるかと言うと、多く見受けられるのが子供の反応を気にするあまり、子供の感情を害しそうなことを言えなくなっている、というものです。 自分が嫌われたくない、というのと並んで親が気にしているのは、叱ることで子供の心に傷がつくのではないか、ということ […]
性格とは? 「キャラクター」「パーソナリティー」という言葉を心理学に関心を持ったことのある方ならば耳にしたことがあると思います。 キャラクターはギリシャ語で「岩に刻み付けられたもの」という意味があるそうです。 「パーソナリティー」はラテン語のペルソナ、仮面から来ています。それぞれ性格というものの一側面を経験的に描写したネーミングだと思います。 しかしアドラー派の心理学ではそれらの用語を使わずに「ラ […]