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アドラー心理学

アドラー心理学にも様々な歴史、系統がありますがそのような歴史的話題から心理学の中身に関わるカテゴリーです。

アドラー心理学実践による被害!?

フロイトやユングの名前は有名でしたがアドラー心理学は専門家でも「権力への意思」というフレーズ程度にしか知らない、というものでした。 岸見一郎氏が2013年12月12日に一般書として「嫌われる勇気」を出版して以来、一部の非専門家の強い関心を呼んで今に至っています。 その後アドラー心理学について多くの書籍が出版され、関心の高まりとともに実践報告などもインターネット上で多くあらわれてきました。 その中に […]

ポップアドラー心理学にご注意を-アドラーを騙る功利主義者の跋扈する時代-

偽アドラーにご用心 注意 このHP,この記事にたどり着いた方は多かれ少なかれアドラー心理学に興味をお持ちであると思います。しかしアドラー心理学がにわかに流行りだしたせいで流行に便乗してお金を儲けたいという怪しい人たちが数多く現れています。 アドラー心理学に興味をお持ちになった方は是非ともこの記事に書かれていることを手掛かりに全うなアドラー心理学にアクセスして頂きたいと願い、この記事を書いています。 […]

千葉市のLGBT問題にみる異常さを考える-近代的価値観の病-

  アドラー心理学には思想がある。思想があるなんて科学的ではない、という人にはこう答えることにしている。 「そうですよ、それが何か?」 私は現代科学哲学の定義に従って科学的であるよりも「実用的」であることが臨床心理の技術には求められると信じている。そしてアドラー心理学はどの心理学派に比較しても実用性で言えば比較にならないほどの有効性を示し続けている。 アドラー心理学が科学的ではないのなら […]

対人関係の心理学-アドラー心理学の対人関係論-

問題は「こころ」の外側にこそあり 一般的には人が何か精神的に困難な状況を迎えたら、その人の過去の経験した出来事などに原因を求めることが一般的ではないかと思います。 多くの心理学は個人の内面世界の法則を解き明かそうとして個人の行動をそこから説明しようとするのです。ですが残念なことにそれほどうまくいっていないように思います。 アドラー心理学は正式には個人心理学と訳されています。この語感は日本語では誤解 […]

コミュニケーションの変化が解決につながる-対処行動を変えるアドラーカウンセリング-

コミュニケーションの失敗   これまで記事の中では度々人間の行動の目的について語ってきました。 これはカウンセリングを必要とする人の行動の目標が不適切であるとか誤っているとかという話ではありません。ほとんどの場合において人間の行動の目標は適切であるからです。 人の上に立ちたくても、物知りでありたくても、人気者でありたくても、人の目標は基本的に不適切なものではありません。 ではそれがなかな […]

劣等感について-アドラー派の視点より-

アドラー派の劣等感とは 日常語としても用いられている「劣等感」という言葉ですが、アドラー心理学でもこの言葉を来談者を理解する重要な手がかりとして用いています。 ただし日常語としての「劣等感」とは少々使い方が違うかもしれません。 アドラー自身は用語の定義をあまり厳密にしない人だったらしく、複数の意味合いで劣等感という言葉を用いていました。 通常私たちは人と比べて自分が劣っていると思い、みじめに感じる […]

原因をこじつける心理学ではなく「目的」を観察する心理学-カウンセリングの目的論-

人生目標について   人は一般的にある現象を観察すると、その現象を成り立たせている要因、仕組みを見つけ出すことによって理解しようとします。 例えば 脳出血の原因に高血圧があり、高血圧の原因として塩分の過剰摂取があった 落雷は雲の中で発生した静電気が+と-極に別れ、-極が地上の+極と引き合って落ちる りんごが落ちるのは地球と引き合う力が働いているからだ   これらのような説明の仕 […]

カウンセリングにおける目的論とは

行動の目的を知る 少し前に爆発的に流行った「嫌われる勇気」をお読みになられた方にはおなじみの考え方かもしれません(ちなみにあの本の著者は私の兄弟子に当たる方です。今のところ面識はありませんが)。アドラー心理学が巷で知られるようになったきっかけの本ですね。 あの中でも行動の目的について触れられていたようないなかったような・・・? さて、過去の記事でも詳しく触れているので簡単にお話ししますが、人間が不 […]

アドラー心理学の性格論-ライフスタイルとは-

性格とは? 「キャラクター」「パーソナリティー」という言葉を心理学に関心を持ったことのある方ならば耳にしたことがあると思います。 キャラクターはギリシャ語で「岩に刻み付けられたもの」という意味があるそうです。 「パーソナリティー」はラテン語のペルソナ、仮面から来ています。それぞれ性格というものの一側面を経験的に描写したネーミングだと思います。 しかしアドラー派の心理学ではそれらの用語を使わずに「ラ […]

東欧のアドラー心理学

希にロシアからアクセスされる方がいらっしゃいます。 そのことから想を得て私自身それほど詳しいわけではないのですが東欧のアドラー心理学についてお話ししてみようかと思いました。 アドラー心理学の系譜について アドラーには複数の弟子がいまして、それはヨーロッパにもアメリカにも存在していました。日本で学ばれるアドラー心理学はルドルフ・ドライカースという弟子のまとめたアドラー心理学です。ドライカースもオース […]